【1人旅 ~原爆資料館編~】

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世界で初めて原爆が投下された都市「広島」

 

毎年8月6日には総理大臣も訪れるなど、核兵器廃絶に向けて

世界が広島に注目しています。

 

 

僕は広島に来てはや5年。

会社員生活が忙しかったこともあり原爆資料館に限らず、

広島の名所をほとんど散策していないことに気付き、

 

 

せっかく独立して自由の身なのだから

広島名所巡りをしよう

 

と思い立ち、まずは原爆資料館へ行ってきました。

 

 

2020年4月にリニューアルされたことでタッチパネル方式のモニターなどが

導入されていました。

また、以前あった「ろう人形」や「ホルマリン漬け」は撤去されていました。

 

 

かなりグロかったから撤去したのかな。

 

 

被爆当時の写真には背中がうろこの様に波打ち激痛に悶えている少年の顔、

焼け野原となった広島城周辺が鮮明に残されていました。

 

 

また、当時の親が書いた日記には

2歳の子供が

 

「ママ、お水が欲しいよ。のどが熱いよぉ」

 

と言いながら亡くなった。

あの時は黒い雨に汚染された水を飲むと死ぬと聞いていたため、

水を飲ませてやれなかった。

 

だけど飲ませるべきだったと悲痛な胸の内を書いたものもありました。

 

 

僕にもちょうど2歳の子供がいるので、

亡くなる前のその親子の写真を見た時思わず涙が出てきました。

 

 

気が付くと周囲にも泣いている女性が数人いらっしゃいました。

 

 

その後、被爆当時の衣服や絵を何十枚と見るなかで、

戦争の悲惨さや残酷さを改めて感じ取ることができました。

 

 

その後最大の謎であった

 

なぜ広島に落とされたのか

を知ることができました。

 

 

ご存じの方も多いかもしれませんが、

アメリカが日本を空襲する際いくつかの都市は

全く空襲を受けていませんでした。

 

なぜならば

被害を受けていない都市に原爆を落とすことで

その威力をまざまざと日本に見せつけることが

できるから。

 

その都市が広島、長崎、小倉、京都、横浜など。

そして最終的に軍の司令部があることや本州と九州を繋ぐ

拠点であったこと等により広島に落とすということが決まったそうです。

 

資料の中には

 

「日本中が空襲を受けているのに広島だけ空襲されないのはおかしい。

 嫌な予感がする」

 

と言った住民もいたそうです。

 

 

 

今回はちょっと暗い話になりましたが、

みなさん!広島に来た時にはぜひ原爆ドーム原爆資料館

足を運んでみて下さい。

 

1人200円程で入館できます。

 

たまにはご先祖様のおかげで今の自分があることに感謝しよう。